ツール・ド・おきなわ2015 市民210km レースレポート その2(沖縄2日)

ツール・ド・おきなわ2015 市民210km レースレポート その1(沖縄2日目)の続きです。

 

二度目の普久川ダムの上り(距離にして約110km地点、残り半分)へ~。

僕のポジションは既に第2グループ、先頭に逃げが出来ていれば第3かそれ以下のグループ。

平地はそれなりの速度で適度にまわっているが、普久川ダムの上りのペースが遅い・・・一度目とのギャップがあり平和すぎる・・・前に出て少しずつペースを上げようとするも段々と僕が飛び出てしまう。この先も読めないので、集団中腹へと戻り大人しくペース走。

 

淡々と普久川をクリアし、折り返しの上りへ。実はこの辺から脚に何かが住み始めピクピクしている(´・ω・`)アップダウンの繰り返しはジャブのように効く。やはり集団は上りのペースは上がらず、前にいると先行して戻るを何度か繰り返してしまう。

実は多少の余裕を持った完走集団でしたが、初出場でそんなこと知らない私としては「完走出来るか不安なんです!!」

きっとベテランの方々は「焦ってんじゃねーよ700番台(初出場ゼッケン)が!」とか思われたでしょうか?^^;

 

途中、逃げていた安藤さんがパンクで止まって雄叫びをあげている!?正直めちゃくちゃビビリました((((;゚Д゚))))。(沖縄怖すぎ!僕なんかが完走できるのかよ!?!?)とか思いました^^;

 

前に出て下がってを繰り返していると、日野自動車のウツノさんに「行こう!」声をかけられ、この時初めて、この集団には「脚はある人は沢山いるけど、今上げる必要がないと考える人が多いのか」と冷静になる^^;しかし、この動きは面白かったのでワクワクしながらローテ。後ろが見えなくなり、前から落ちてきた選手も吸収し3人で行く。

しばらく行くと後ろから活性化した集団が、100kmカテゴリーの集団か・・・と思いきや!その後ろにさっきいた210kmの集団が連結してる!?元気な100kmを中心にハイペースで起伏を超えていく集団・・・つれぇ!なんだこのギャップは!もはや笑うしかない(笑)

 

起伏がジャブでは無くストレートに変わる頃脚を攣りながらも気合で走るしかない。ストレート入りまくりのボロボロですよ(´;ω;`)

途中、マスケンさんにお声をかけていただき、初参加の旨を伝え、この集団の足切り状態を伺ったところ、「関門は大丈夫。50位以内も狙える」とのこと。

目標は完走だけれど、前々でゴールしたいという気持ちで練習してきたので。気持ちが昂り再集中。

海沿い(宮城)の起伏に出て210kmの方々が積極的にペースをつくると、上りの度に100kmの方々がバラバラに・・・そして誰もいなくなった・・・。210kmも少しずつ減っていく・・・ここが今回本当の我慢所だった。もはや攣ってる方が普通の状態!?気持ちで踏み、回すしかない・・・

 

最後の上り羽地ダム!(坂本さん写真ありがとうございます!ブラックアウトしそうで周り見れていませんでしたが^^;)

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 この時には集団は15名程まで絞られていた。

ダムを超えると小集団を吸収し20名程の集団に。39位争いの集団となる。

ラスト3km、イオン前の坂をダンシングで超えッ・・・!?立ち上がった時、膝が棒のように曲がらなくなる攣り方をした(゚Д゚ )。くっそいてぇぇぇええ!が!!意地でも踏み曲げるッ!何とか留まるが、これはもうスプリントは加われない、危険すぎる・・・

位置取りが始まり、前に出されても構わないで踏む、何度目かのペースアップで抜け殻になる・・・(来年もっと高い水準でしっかりスプリントしてやる)と思い集団を見送る。

沿道の方々の声援がもう一度踏ませてくれたおかげで、最後まで全力で走れた。結果は39位争いから大きく沈み61位。今までで一番キツイ3kmだった。

ゴールの瞬間、中尾さんと合流してからのしばらくの記憶があまりない。

 

ただ覚えているのが、ゴール直後、慣性に任せて走る自転車のハンドルに突っ伏していたとき。「あの人辛そう・・・」と言う、女性?子供?の声だけが何故か耳に入った・・・

(いや、つれーよ)と冷静に頭の中でツッコんだのは覚えている(笑)

 

 

長くなってしまったので、レース後から夜の様子。レースのまとめは次回にしようと思います。

次回 : ツール・ド・おきなわ2015 市民210km レース後、まとめ(沖縄2日目)