武器よさらば
「武器よさらば」は「日はまた昇る」から3年後の発表。先日から読み始め、現在最終章手前。この物語がどう終わるのか気になって仕方が無い。
この作品の印象としてはヘミングウェイのリアリズムが強く感じられる。生々しく生命力溢れる描写は非常に「写実的」。トウェインのリアリズムに強く影響を受けたヘミングウェイだけれど、トウェインのリアリズムは「現実的」という言葉のほうが僕にはしっくりくる。読み終えたら考えをまとめたくなるくらい考えさせられる。
全ての文学を知ってるわけではないけれど、ヘミングウェイの作品が今のところ一番好きで「日はまた昇る」は何回も読み返している。
理由は自分でも良く分からないけれど、きっと彼の表現がスムーズに沁みて来るからだろう。
一つはっきりとしているのは、酒や食い物の描写が最高!
ヘミングウェイ自身もかなりの酒好きで、モヒート好きとしても知られているかと思う。いい酒を美味そうに飲むのもそうだけれど、何て事のない日常的な酒を美味そうに、不味そうに飲む雰囲気がリアルに伝わってくる。
人々が飲んでる環境を伝え、読者に想像させるのが上手いんだろうなぁ~。
酒好きには堪らない作者かもしれない・・・
読んでいて飲みたくなってしまう(笑)
昨日の夜は鶏レバーを白ワインでソテー、ハーブも利かせて
こちらは、鶏の表面焼いた後、玉ねぎ、トマトと煮込む。水分は全て野菜から出るから楽チン。
主人公のフレドリックはイタリアの前線で奮闘しながら、キャンティを飲んでいたので、僕もキャンティをいただこう(笑)